投稿日:2018年10月15日
10月12、13日の2日間、さいたま市でCPHC・ビルダーズ合同初級講習会を開催しました。
第1日は、国内での一般測定法(9.8 Pa(1mmAq)減圧時気密性能)だけで無く、欧米で広く推奨されている高圧力差下での加圧・減圧測定法(50 Paでの加圧・減圧平均気密性能)について解説。測定方法だけでなく、50Paでの平均性能の必要性やPHIUS+ 2015で求められている外皮の単位面積毎の許容漏気量の実情、どのような箇所で漏気が発生し易く気密性能を向上させるにはどうすれば良いか等について、実際に解体予定の木造軸組家屋で気密測定などを体験しながら講習しました。
第2日は、連続断熱層で防げない熱橋部のエネルギー損失や湿気コントロールへの影響の最小化を目的とする、2次元非定常熱伝導の有限要素解析が可能なWindowsアプリケーション「Therm」のインストール法や使い方等について概説し、インストール作業後に簡単な応用事例の計算を体験しました。
今後とも多くの講習会開催などの活動を積極的取り組んで行きたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。