3月27日(水)「Thermによる2次元熱橋数値評価の初級実習」を開催

 『 確かな外皮の高断熱・高気密化技術に基づいた高性能住宅』を正しく理解し指導する専門家や工事技術者をより多く世に送り出すために、第3回 建築科学初級講習会を実施します。この初級講習会は、現在鋭意開講準備中であるPHIUS 公認のCPHCR 講座やビルダーズ講座を、より多くの建築士や工務店関係者に受講戴くために、その基礎知識を再確認し、また補強戴くために準備・提供する予備講習※という位置付けです。

 今回は、第1回第2日の実習内容を補強し『確かな外皮の高断熱・高気密化技術』の基本として連続断熱層配置を前提に捕らえた上で、補強できない熱橋部の影響最小化のためにWindows アプリケーションTherm を用いた数値的評価法について解説し、簡単な実習を実施します。即ち、2次元定常熱伝導の有限要素解析法のWindows アプリケーションTherm の初級講座であり、連続断熱層で回避できない熱橋部のエネルギー損失や湿気コントロールへの影響の最小化の初歩を演習します。

アプリケーションが基づく数学的考え方、インストール法、使い方等について概説し、インストール作業後に簡単な応用事例の計算を体験します。熱橋対策の秘密兵器となるTherm の使い方を習得し、その手間を知ることは、必要十分な連続断熱層配置による熱橋回避の重要性を理解し、熱橋部のエネルギー損失や湿気コントロールへの認識と配慮を深めることに繋がり、強力な抑止力として活用戴けるものと信じています。

工務店関係者や建築士の皆様の多数のご参加をお待ちしています。 

講習会名 NPO法人PHIJP 第3回 建築科学初級講習会
「Thermによる2次元熱橋数値評価の初級実習」
開催日時 2019/3/27 (水) 10:00(開場9:40)
開催場所
東京八重洲ホール中会議室511
(東京都中央区日本橋3丁目4-13)
https://goo.gl/maps/P7rMmUf9Vb
 費  用  参加費 10,000円
 定  員  40名(申込み先着順)
Windows7以上が動作するノートPC(数値演算機能有、メモリ8GM以上)のご持参が必要です。

プログラム

時刻 演題
10:00 開会
10:05 講義「Thermのインストールと使い方」
11:45 実習「 Thermを用いた熱橋計算と結果の使い方・入門編」
13:30 実習「 熱橋部の線熱貫流率の評価法と慣用値」
15:00 講義「熱橋部の線熱貫流率と点熱貫流率の評価法と 慣用値」

 >> プログラム・申し込み書のPDFはこち